3大メガバンクの年収を年代・職種・役職・男女別に徹底比較して解説!
メガバンクの高年収に魅力を感じながらも、本当に年収1,000万円以上を目指せるだろうかと不安を覚える人は少なくありません。
じつは、メガバンクで高年収を実現するためには、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。
今回の記事では、「メガバンクの基本的な仕組み」「年収の実態」「将来性」まで徹底的にまとめました。
さらに、メガバンク特有の昇進制度や、年収アップに効果的なポイントについても詳しく紹介します。
本記事を読めば、メガバンクの仕事内容や将来性を具体的にイメージでき、自分に合った銀行を見極められます。
メガバンクへ就職・転職を検討しているなら、どの職種でどれくらいの年収になるのかを理解し、キャリアパスを描きましょう。
そもそもメガバンクとは?
メガバンクに法律上の定義はありませんが、資金規模が非常に大きく全国的および国際的に展開する大手銀行を一般的に指します。
日本のメガバンクは1990年代のバブル崩壊と金融危機を背景に、多くの都市銀行が経営統合などを繰り返して誕生しました。
メガバンクは全国および海外に支店網を持ち、大規模な法人取引や国際業務に強みがあるのが特徴です。
また、地方銀行とは異なり、取引対象となる企業の規模も大きく国際的な金融競争にも参加しています。
日本の3大メガバンク
日本で3大メガバンクとして認識されている銀行を、以下の表にまとめました。
銀行名 | 特徴 | 強み・戦略 |
---|---|---|
三菱UFJ銀行 | 日本最大の金融グループである三菱UFJフィナンシャルグループの中核を担う | 海外展開に強く、アジアや北米など多くの国で事業を展開 |
三井住友銀行 | 効率的な運営と高い収益性が特徴 | とくにアジア地域での事業拡大に注力。個人向け・法人向けの幅広いサービスを提供 |
みずほ銀行 | 全国47都道府県すべてに支店を持つ唯一のメガバンク | 「One MIZUHO戦略」に基づき、銀行業務・信託・証券などの一体型金融サービスを提供。地域密着型サービスも強み |
三菱UFJ銀行はモルガン・スタンレーとの提携や、アジア圏の銀行のM&Aを通じてグローバル展開しています。
三井住友銀行も米国などでの海外展開を進めており、くわえてアジア圏の新興市場への投資にも力を入れています。
みずほ銀行は銀行業務にくわえて信託や証券業務も一体化して提供し、多様な顧客ニーズに対応できるのが強みです。
メガバンクと地方銀行の違い
メガバンクと地方銀行の主な違いである規模と営業範囲について、以下の表にまとめました。
銀行の種類 | メガバンク | 地方銀行 |
規模 | 資本規模が大きく全国および海外で事業を展開 | 特定の地域に根ざした中小規模の金融機関 |
営業範囲 | 全国および海外 | 特定の都道府県や地域 |
主な取引先 | 大企業や国際的な取引 | 地域の中小企業や住民 |
提供サービスの特徴 | 為替、資産運用、M&Aなど高度な金融サービスを提供 | 住宅ローン・個人ローンなど地域密着型の生活関連サービス |
経済への貢献 | 日本経済全体の成長を支える役割を担う | 地域経済の発展を支援 |
支店展開 | 国内外に多数の支店を持つ | 地域内での支店展開が中心 |
従業員の勤務形態 | 全国転勤・海外勤務がある可能性が高い | 地域内勤務が多く転勤が少ない |
近年、地方銀行とメガバンクが連携し、地方経済への影響力を強化する動きにも注目が集まっています。
【銀行別】メガバンクの平均年収ランキング
銀行別のメガバンクの平均年収ランキングを、以下の表にまとめました。
順位 | 銀行名 | 平均年収 |
---|---|---|
1位 | あおぞら銀行 | 887万円 |
2位 | 三井住友銀行 | 864万円 |
3位 | 三菱UFJ銀行 | 813万円 |
4位 | みずほ銀行 | 812万円 |
5位 | SBI新生銀行 | 795万円 |
6位 | りそな銀行 | 715万円 |
7位 | ゆうちょ銀行 | 712万円 |
なお、3大メガバンクの平均年収は約830万円となっており、フルタイム労働者の460万円を大きく上回っています。
銀行業界に向けて就職・転職活動をするときは、平均年収のランキングと自分の適性を考慮して銀行を選びましょう。
参考:国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」
1位:あおぞら銀行(887万円)
会社名 | 株式会社あおぞら銀行 |
売上 | 2,462億円 |
本社 | 東京都千代田区麹町6-1-1 |
設立年次 | 1957年4月 |
1998年に破綻した日本債券信用銀行が前身であるあおぞら銀行は、2024年3月期の平均年収が887万円で1位でした。
個人富裕層向けの金融商品販売・不動産・事業再生ファイナンスといった専門性の高い業務を柱にしており、高い収益性を誇ります。
くわえて、あおぞら銀行の平均年齢は43.8歳であり、比較的経験豊富な社員が多いのも平均年収が高い理由のひとつです。
なお、過去5年間であおぞら銀行の平均年収は上昇傾向にあり、2019年~2023年までで約8.2%増加しています。
参考:IR BANK「8304 あおぞら銀行 | 平均年収の推移」
2位:三井住友銀行(864万円)
会社名 | 株式会社三井住友銀行 |
売上 | 7兆7,543億円 |
本社 | 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 |
設立年次 | 1996年6月6日 |
売上高は2024年3月期の単独決算に基づいています。
三井住友銀行の平均年収は2024年3月期で864万円となっており、メガバンクのなかでも高い水準にあります。
40代以降のキャリアでは、会社員の平均年収の約2倍となる1,000万円を超えるケースも珍しくありません。
三井住友銀行の給与体系は基本給・残業代・年2回の賞与で構成されており、役職があがるにつれて大幅な昇給が期待できます。
さらに、新卒からのキャリアパスが明確であり、総合職であれば早期に高収入を得られるのも三井住友銀行の特色です。
参考:三井住友フィナンシャルグループ「有価証券報告書」
3位:三菱UFJ銀行(813万円)
会社名 | 株式会社三菱UFJ銀行 |
売上 | 8兆4,847億円 |
本社 | 東京都千代田区丸の内二丁目7番1号 |
設立年次 | 1919年8月15日 |
業界1位の売上高を誇る三菱UFJ銀行は、2024年3月期の平均年が813万円で比較的平均的な水準です。
ただし、年齢や役職ごとに年収が異なり、勤続年数が長いほど年収は高くなる傾向にあります。
三菱UFJ銀行の年齢による平均年収を、以下の表にまとめました。
年齢 | 年収 |
---|---|
30歳 | 650万円~700万円 |
40歳 | 950万円~1,000万円 |
50歳 | 1,200万円以上 |
近年ではベースアップや初任給の引き上げも行われており、今後も高い給与水準を維持する見込みです。
参考:金融庁「E03533:株式会社三菱UFJ銀行 (法人番号)5010001008846 S100TRBN:有価証券報告書 ‐ 第19期(2023/04/01 ‐ 2024/03/31)」
4位:みずほ銀行(812万円)
会社名 | 株式会社みずほ銀行 |
売上 | 8兆760億円 |
本社 | 東京都千代田区大手町一丁目5番5号 |
設立年次 | 1923年5月 |
売上高は2024年3月期の連結粗利益に基づいています。
みずほ銀行の2024年3月期の平均年収は812万円で、3大メガバンクとしては最下位に位置する4位となりました。
3大メガバンクのひとつとして法人向け業務や国際業務に強みを持ち、大企業との取引が多いのがみずほ銀行の特徴です。
また、アジア・オセアニア・北米・中南米・ヨーロッパ・中東など多くの地域で、企業の海外ビジネス展開を支援しています。
みずほ銀行は「福利厚生が充実」「キャリアパスが明確で」など、社員が長期間働き続けられる環境が多くの人に評価されています。
参考:金融庁「E03532:株式会社みずほ銀行 (法人番号)6010001008845 S100TNTX:有価証券報告書 ‐ 第22期(2023/04/01 ‐ 2024/03/31)」
5位:SBI新生銀行(795万円)
会社名 | 株式会社SBI新生銀行 |
売上 | 5,307億円 |
本社 | 東京都中央区日本橋室町二丁目4番3号 日本橋室町野村ビル |
設立年次 | 1952年12月1日 |
デジタル技術・フィンテック分野へ積極的な投資をするSBI新生銀行は、平均年収795万円と5位にランクインしました。
もともとは日本長期信用銀行を前身とし、1998年に経営破綻後に再編を経て、現在の形に近い新生銀行になりました。
2021年にはSBIホールディングスによる買収が完了し、2023年にSBI新生銀行として商号変更されて現在に至ります。
成果や貢献度による評価制度も整備されており、若手社員でも30代で800万円以上の年収を得られる可能性があります。
参考:IR BANK「8303 SBI新生銀行 | 平均年収の推移」
6位:りそな銀行(715万円)
会社名 | 株式会社りそな銀行 |
売上 | 5,538億円 |
本社 | 大阪市中央区備後町二丁目2番1号 |
設立年次 | 1918年5月15日 |
首都圏と関西圏で強固な基盤を持つりそな銀行は、平均年収が2024年3月期において715万円と6位でした。
りそな銀行の給与体系は、以下の表のように役職や勤続年数で大きく変動します。
役職 | 平均年収 | 勤続年数 |
---|---|---|
役職なし | 400万円~600万円 | 1年目~7年目 |
担当マネージャー | 600万円~1,000万円 | 7年目~15年目 |
マネージャー | 1,000万円~1,200万円 | 15年目以上 |
オフィサー(課長クラス) | 1,200万円以上 | 評価次第 |
部長クラス | 1,400万円以上 | 評価次第 |
担当マネージャーまでは比較的多くの社員が到達できますが、それ以上の役職に昇進するには厳しい競争があります。
一方、近年はベースアップや初任給の引き上げを行っており、新卒社員にとっては魅力的な給与体系なのも特徴です。
参考:金融庁「E03538:株式会社りそな銀行 (法人番号)6120001076393 S100TO3U:有価証券報告書 ‐ 第22期(2023/04/01 ‐ 2024/03/31)」
7位:ゆうちょ銀行(712万円)
会社名 | 株式会社ゆうちょ銀行 |
売上 | 2兆6,517億円 |
本社 | 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 |
設立年次 | 2006年9月1日 |
売上高は2021年3月期の連結経常収益に基づいています。
預貯金額で国内最大規模を誇るゆうちょ銀行は、2023年の平均年収が712万円と7位にランクインしました。
以前は国債を中心とした運用を行ってきましたが、近年では運用先を多様化し、収益性を高める取り組みを進めています。
ただし、営業活動は郵便局に委託しているため、自社で営業できない点が給与水準にも影響している可能性があります。
地方での存在感が強いゆうちょ銀行ですが、法人向け取引や国際業務が少なく、ほかのメガバンクと業務内容が異なるのが特徴です。
参考:金融庁「E31775:株式会社ゆうちょ銀行 (法人番号)5010001112730 S100TN8H:有価証券報告書 ‐ 第18期(2023/04/01 ‐ 2024/03/31)」
メガバンクと一般企業の年収を比較
メガバンクの平均年収は2024年時点で約829.7万円であり、フルタイム労働者の460万円を大きく上回っています。
メガバンクの平均年収と比較するための指標を、以下の表にまとめました。
比較対象 | 平均年収(2024年時点) | 特徴・比較点 |
---|---|---|
メガバンク | 829.7万円 | 一般企業や中小企業と比較して非常に高い水準 |
フルタイム労働者 | 460万円 | メガバンクはフルタイム労働者の2倍近い平均年収 |
大企業(1,000人以上) | 526.7万円 | メガバンクの年収が大企業を大きく上回る |
金融業界平均 | 473万円 | メガバンクは金融業界全体の平均を大幅に上回る |
中小企業(10人~999人) | 400万円~450万円 | メガバンクの約半分の水準 |
参考:国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」,金融庁「EDINET」
メガバンクの職種別の平均年収
メガバンクにおける職種別の平均年収を、以下の表にまとめました。
職種 | 平均年収 | 年収データの下限・上限 |
---|---|---|
一般職 | 391万円~414万円 | 256万円~550万円 |
総合職 | 775万円~802万円 | 250万円~1,900万円 |
営業職 | 657万円~767万円 | 180万円~2,200万円 |
企画職 | 915万円~1,062万円 | 430万円~2,100万円 |
管理職 | 1,036万円~1,190万円 | 550万円~1,900万円 |
本部勤務 | 1,004万円~1,073万円 | 400万円~1,800万円 |
メガバンクの給与体系は職種によって大きく差があり、キャリアパスの選択が年収を大きく左右します。
くわえて、同じ職種でも経験年数や実績によって最大で1,000万円以上の差がつくケースも表からは見受けられます。
営業職は成果報酬の比重が大きく、年収の上限が2,200万円とすべての職種でもっとも高くなっているのが特徴です。
参考:OpenWork公式「OpenWorkの各種データより」
メガバンクの役職別の平均年収
メガバンクにおける役職別の平均年収を、以下の表にまとめました。
役職 | 平均年収 | 年収データの下限・上限 |
---|---|---|
一般行員 | 400万円 | 350万円~450万円 |
調査役・課長代理 | 900万円 | 800万円~1,000万円 |
参事・課長 | 1,200万円 | 1,100万円~1,300万円 |
次長 | 1,300万円 | 1,200万円~1,400万円 |
部長 | 1,500万円 | 1,400万円~1,600万円 |
支店長 | 2,000万円 | 1,800万円~2,200万円 |
頭取 | 1億5,000万円 | 1億円~2億円 |
役職による年収格差が明確で、とくに一般行員から調査役・課長代理への昇進時に大きな年収の上昇が見られます。
課長から部長の中間管理職では、役職があがるごとに約100万円~200万円ずつ年収が上昇する傾向が強いです。
メガバンクの銀行員における年代別平均年収の推移
メガバンクの銀行員における年代別平均年収の推移を、以下のように分けて解説します。
- 20代
- 30代
- 40代
- 50代
年代別の具体的な年収を理解し、自分がどのようなキャリアを形成するのかを明確にイメージしましょう。
20代
メガバンクの20代の平均年収は300万円~400万円程度からスタートし、昇進や業務経験に応じて急速に上昇します。
とくに、総合職では20代後半になると年収500万円~700万円程度に達するのが一般的です。
20代で年収1,000万円を超えるのは、為替ディーラーや海外駐在員など海外勤務や高度な専門職についた場合に限られます。
メガバンクの給与体系は年功序列的な要素も強く、20代ではまだ役職がつかないのも、年収が高くなりづらい理由です。
30代
メガバンクに勤務している30代の平均年収は650万円で、役職や昇進によって急速に増加するのが魅力です。
一般的には30代前半で年収1,000万円に到達するケースが多く、総合職だとさらに高い給与水準を得られます。
支店長代理や調査役といった役職に昇進すれば、年収は900万円~1,200万円程度に達するのが一般的です。
30代での昇進スピードが重要なキャリア形成の分岐点で、昇進の競争も激しくなるのが大きな特徴です。
40代
メガバンクの40代の平均年収は950万円で、管理職や専門職としてのキャリアが本格化し、年収が急激に増加する時期です。
たとえば、課長や副支店長などの役職に昇進すれば、大きな責任が伴うため年収は1,000万円を超えるのが一般的です。
ただし、40代になると出世競争も激化し、副支店長や支店長などのポジションを目指すには厳しい競争が続きます。
なお、支店長クラスになると年収は1,500万円~2,000万円にもなり、一般的な会社員の3倍~4倍もの金額になります。
50代
メガバンク勤務の50代の平均年収は1,000万円~1,200万円程度とされており、他業界と比較しても非常に高い水準です。
50代のメガバンクの行員は支店長や本部の管理職として重要な役割を担うため、責任に応じて年収が大幅に上昇します。
たとえば、支店長クラスで1,500万円、さらに本部役員クラスになると2,000万円以上の年収を得られる可能性があります。
一方、多くのメガバンクではポストが限られているため、50代になると出向や転籍のリスクも高まるのがデメリットです。
関連会社や取引先企業への出向が一般的ですが、年収が大幅に減少するケースも珍しくありません。
3大メガバンクの平均年収を比較してランキング
3大メガバンクの平均年収を比較してランキングし、以下の表にまとめました。
順位 | 銀行名 | 平均年収 |
---|---|---|
1位 | 三井住友銀行 | 864万円 |
2位 | 三菱UFJ銀行 | 812万円 |
3位 | みずほ銀行 | 811万円 |
3大メガバンクの平均年収がどのくらいなのかを知り、銀行業界に就職・転職するかどうかを検討しましょう。
1位:三井住友銀行(864万円)
会社名 | 株式会社三井住友銀行 |
売上 | 7兆7,543億円 |
本社 | 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 |
設立年次 | 1996年6月6日 |
効率的な経営で知られる三井住友銀行は、平均年収864万円と3大メガバンクのなかで第1位にランクインしました。
業務粗利益に対する経費率が低く、コスト管理が徹底されており、結果として高い収益性と高年収を実現しています。
三井住友銀行は個人向けのリテールバンキングが強く、預金業務・貸出業務・投資信託販売など幅広いサービスを提供しています。
また、三井住友銀行はアジア市場を中心に積極的にグローバル展開しており、海外での競争力を強化する見込みです。
三井住友銀行は今後も効率性と収益性を維持しつつ、デジタル化やAI技術の導入による一層の業務効率化を目指しています。
2位:三菱UFJ銀行(813万円)
会社名 | 株式会社三菱UFJ銀行 |
売上 | 8兆4,847億円 |
本社 | 東京都千代田区丸の内二丁目7番1号 |
設立年次 | 1919年8月15日 |
国内外で圧倒的な規模と影響力を持つ三菱UFJ銀行は、平均年収813万円で3大メガバンクの2位にランクインしました。
従業員の平均年齢は39.4歳と比較的若く、キャリア形成の早期段階から高い給与を得られる環境が整っています。
三菱UFJ銀行は日本最大の金融機関で、2021年には売上高が約6兆円に達し、預金残高や貸出残高でも業界トップクラスです。
そのうえ、銀行業務だけでなく、証券・信託・不動産など幅広い分野で包括的な金融ソリューションを提供しています。
今後は新しい金利環境やデジタル技術の進展を見据え国内リテール基盤の強化やグローバル市場での拡大に取り組む見込みです。
3位:みずほ銀行(812万円)
会社名 | 株式会社みずほ銀行 |
売上 | 8兆760億円 |
本社 | 東京都千代田区大手町一丁目5番5号 |
設立年次 | 1923年5月 |
「One MIZUHO」戦略を掲げるみずほ銀行は、平均年収812万円で3大メガバンクの3番目に位置します。
ほかのメガバンクと比較すると若干低いものの、都市銀行全体としては非常に高い給与水準を維持しています。
みずほ証券やみずほ信託銀行と一体となって、顧客に対して包括的な金融ソリューションを提供できるのが強みです。
日本全国47都道府県すべてに店舗を構えている唯一のメガバンクでもあり、幅広い顧客に対応できるのが特徴です。
アジアを中心とした新興市場への進出も進めており、多くの海外拠点を通じてグローバルな金融サービスを展開しています。
3大メガバンクにおける男女別の平均年収を比較
3大メガバンクにおける男女別の平均年収の比較を、以下の表にまとめました。
行員の性別 | 平均年収 |
---|---|
男性 | 946万円 |
女性 | 537万円 |
男女の年収差についてどのような理由があるのか理解し、自分のキャリア形成について真剣に検討しましょう。
参考:日経転職版「銀行員の平均年収はいくら?年代別・男女別・地方銀行やメガバンクなど分類別にも解説」
男性(946万円)
メガバンクの男性行員は総合職や管理職につくケースが多く、平均年収は約946万円と非常に高水準です。
とくに、30代後半から40代にかけての昇進によって年収が大幅に上昇するため、1,000万円を超えるケースも一般的です。
さらに、課長や支店長代理といった役職につくと、年収は1,200万円以上に達する場合も多々あります。
ほかに、営業成績やプロジェクトの成功などによって支給されるボーナスやインセンティブが、平均年収に大きく影響しています。
女性(537万円)
メガバンクの女性行員の平均年収は約537万円で、男性の平均年収である946万円と比べると約400万円の差があります。
「女性の総合職割合が低い」「管理職につく女性が少ない」などが、男女の年収差の大きな理由です。
20代の年収差は100万円程度ですが、年代とともに拡大して30代以降では300万円~400万円以上となります。
ただし、近年では銀行業界でも女性管理職の育成やキャリアアップ支援が進んでおり、男女間の年収差の縮小が期待されます。
メガバンクで年収1,000万円・2,000万円になるには?
メガバンクで年収1,000万円、2,000万円になるためのポイントをそれぞれ解説します。
- 年収1,000万円は7年目以降
- 年収2,000万円は課長・支店長への昇進が必要
どれくらいの期間でどのようにキャリアを形成するのか、ポイントを理解して具体的にイメージしましょう。
年収1,000万円は7年目以降
総合職として順調にキャリアを積み、調査役や支店長代理などの役職に昇進すれば、7年目以降に年収1,000万円が目指せます。
調査役や支店長代理などの役職に昇進すると年収が900万円を超え、1,000万円まであと少しの地点に至ります。
30代前半で支店長代理や課長代理といった役職につく段階で、年収1,000万円に達するのが一般的です。
もし一発で昇進できない場合でも、1年後から3年後にはほぼ全員が支店長代理・課長代理といった役職につきます。
年収2,000万円は課長・支店長への昇進が必要
課長や支店長といった高い役職へ昇進すれば、メガバンクで年収2,000万円への到達が可能となります。
課長や支店長に昇進するのは一般的に40代以降で、大規模な支店を担当すれば年収2,000万円を超える場合もあります。
厳しい昇進競争を勝ち抜いて支店長以上の役職につくには、営業成績や管理能力が重視されるポイントです。
成果主義的な評価が反映され一部しか昇進できない仕組みのため、40代で必ず年収2,000万円になるわけではありません。
メガバンクの銀行員の仕事内容
メガバンクの銀行員の仕事内容を、以下の7つに分けて解説します。
- 預金業務
- 融資業務
- 為替業務
- 法人向け営業
- 個人向け営業
- IT・システム職
- 本部業務
どのような仕事があるのかをあらかじめ把握しておき、自分の進みたいキャリアパスを検討しましょう。
預金業務
メガバンクにおける預金業務は、個人や法人から資金を預かり、普通預金・定期預金・当座預金などの口座を管理する仕事です。
預金業務では顧客が日常的に利用する普通預金口座の開設や管理、定期預金の提案などが含まれます。
ほかにも、企業向けには当座預金口座を提供し、小切手や手形などの決済手段を管理するといった内容も業務のひとつです。
預金業務は新入社員や一般職の社員が担当する場合が多く、銀行業務の基礎的なスキルを学び経験を積む場です。
融資業務
融資業務は個人や法人に資金を貸し出す業務で、銀行の主要な収益源のひとつです。
融資業務の分野について、以下の表にまとめました。
融資種別 | 内容 | 銀行員の役割 |
---|---|---|
個人向け融資 | 住宅ローンを中心に、生活資金を提供 | 融資額や返済計画の提案・サポート |
法人向け融資 | 企業向けに事業資金や大型プロジェクト資金を提供 | 財務分析・リスク評価・条件設定 |
個人向け融資の中心である住宅ローンは、銀行員が顧客の収入や信用状況をもとに、適切な融資額や返済計画を提案します。
法人向け融資では企業の事業計画や財務状況を精査し、リスク評価をもとに適切な融資条件を設定します。
融資業務は利息が銀行の収益となる一方、貸し倒れリスクも伴うため、慎重な審査が求められる業務です。
為替業務
メガバンクにおける為替業務は、現金を直接やり取りせずに資金の移動や決済を行う業務です。
為替業務には大きく分けて2種類あり、内国為替は国内での資金移動、外国為替は異なる通貨間での取引を指します。
メガバンクの為替業務の内容を、わかりやすく以下の表にまとめました。
為替種別 | 内容 | 特徴・役割 |
---|---|---|
内国為替 | 振込・手形交換・引き落としなど | 銀行間のネットワークを通じて安全・迅速に資金移動を実現 |
外国為替業務 | 異なる国の通貨交換や海外送金・受け取りを行う | 貿易取引や海外送金に対応し、手数料収入を得る |
為替業務は銀行の3大業務のひとつであり、企業間取引や国際貿易において重要な役割を担っています。
法人向け営業
法人向け営業は企業を対象に金融サービスを提供する業務であり、銀行の収益に大きく寄与する重要な部門です。
法人向け営業では、企業の資金調達・運用・リスク管理など、さまざまなニーズに応じた金融ソリューションを提案します。
法人向け営業の主な内容について、以下の表にまとめました。
業務内容 | 詳細 | 特徴・役割 |
---|---|---|
融資提案 | 企業の財務状況や事業計画を分析し、資金提供方法を検討 | 短期運転資金から設備投資・M&Aまで幅広い融資に対応 |
資金運用・リスク管理のアドバイス | 資金の効率的な運用や為替リスクのヘッジ手段を提案 | 企業の課題解決をサポート |
大規模取引 | プロジェクトファイナンスやシンジケートローンを実施 | 高度な専門知識と経験が必要。法人営業の重要業務のひとつ |
法人向け営業では顧客である企業との信頼関係が非常に重要であり、高い交渉力や提案力が求められます。
メガバンクは大企業との取引が多く他行と差別化が難しいため、高度な金融知識と信頼関係の構築が法人向け営業では重要です。
個人向け営業
メガバンクにおける個人向け営業は、個人顧客を対象にさまざまな金融商品やサービスを提案・提供する業務です。
預金・ローン・保険・投資信託などの幅広い商品を取り扱い、顧客のニーズに応じた金融ソリューションを提供します。
業務内容 | 詳細 | 特徴・役割 |
---|---|---|
融資提案 | 住宅ローンや自動車ローンを中心に顧客の収入や返済能力を評価し、最適なプランを提案 | 住宅ローンは大きな金額が動き、銀行にとっても重要な取引 |
資産運用の提案 | 投資信託や定期預金などで顧客の資産を効率的に運用する方法を提案 | 富裕層向けには税務や相続対策を含む総合的なサービスを提供 |
保険商品の販売 | 生命保険や医療保険を提案し、顧客の将来のリスクに備える | 長期的な安心感を提供し、顧客との信頼関係を構築 |
個人向け営業では顧客との信頼関係が非常に重要で、ライフイベントにあわせて最適な商品・サービスを提案します。
個人向け営業は銀行の基盤となる業務であり、高いコミュニケーション能力や顧客対応力が求められます。
IT・システム職
メガバンクにおけるIT・システム職は、銀行の情報システムやネットワークの設計・運用・保守を担当する職種です。
銀行業務の多くがデジタル化されている現代では、IT・システム職は銀行の基盤を支える役割を果たしています。
IT・システム職に求められる業務内容は、以下のとおりです。
業務内容 | 詳細 | 特徴・役割 |
---|---|---|
基幹システムの開発・運用 | 預金・融資・為替など主要な銀行業務を処理するシステムを安定稼働させる | システムトラブル防止が銀行全体の業務に直結。高度な技術力と責任感が求められる |
デジタルサービスの開発 | インターネットバンキングやモバイルアプリの開発、UX向上、セキュリティ対策 | フィンテック対応を含め、新しいサービスの導入に注力 |
サイバーセキュリティ対策 | 不正アクセスやデータ漏えいを防ぐセキュリティ強化 | 顧客情報や取引データを守るために最新技術を駆使し監視・対策を実施 |
ITインフラ整備・新技術導入 | データセンターやネットワーク環境の管理、AIやビッグデータ解析の活用 | 業務効率化やサービス向上を目的にクラウド技術や新技術を導入 |
メガバンクのIT・システム職に求められる適性は、高度な技術力と責任感にくわえ、迅速な問題解決能力と新技術への適応力です。
本部業務
メガバンクの本部業務は、戦略立案や管理を通じて銀行全体の運営を統括し、各支店のサポートを担う役割の部門です。
本部業務は銀行の中枢機能として、経営方針の策定・リスク管理・コンプライアンスなど、幅広い業務を行います。
本部業務の業務内容の一例は、以下の表のとおりです。
業務内容 | 詳細 | 特徴・役割 |
---|---|---|
経営企画 | 長期的なビジョン・戦略の策定・新規事業・海外展開の計画・経済情勢や市場動向の分析 | 収益性向上・市場シェア拡大を目指し柔軟な対応策を講じる |
リスク管理 | 信用リスク・市場リスク・流動性リスクなどの評価・管理・損失最小化の方針やルールの策定 | 多額の資金を扱う銀行において損失回避のための重要な業務 |
法務・コンプライアンス | 法令遵守の体制整備・内部監査・不正行為やトラブルの防止・国際規制(マネーロンダリング対策など)への対応 | 銀行の信頼性を守り法令違反による損害を防止 |
人事・総務 | 人材採用・教育研修・給与管理・施設管理・福利厚生制度の整備 | 社員が働きやすい環境を整え銀行全体の運営をサポート |
財務管理 | 資金調達や運用を担当・自社資金の効率的な運用を通じて収益向上を図る | 銀行の収益に直結する重要な業務 |
本部業務に求められる適性は、高度な分析力・計画力・法令遵守意識にくわえ、柔軟な対応力と組織全体を統括する視点です。
メガバンクで年収をあげるための方法
メガバンクで年収をあげるための方法として考えられる方法は、以下のとおりです。
- 昇進・昇格を目指す
- 資格・専門スキルを取得する
- 転職する
就職・転職したあと、どのようにメガバンクで年収をあげるのかについて理解を深めましょう。
昇進・昇格を目指す
昇進・昇格を目指すのが、メガバンクで年収をあげるもっとも確実かつ最短の方法です。
メガバンクは役職に応じて年収が大きく変わるため、早期に昇進してキャリアを形成していくのが重要です。
たとえば、7年目~8年目の昇格時には年収が1,000万円に達するケースが多く、行員としてのキャリアの分岐点となります。
昇進に求められるポイントは、以下のとおりです。
- 優れた業績をあげる
- 本部の主要部署や花形部署への異動を目指す
- 上司との信頼関係を築き、評価を高める
- 人事部への発言力を持つよう努める
30代までの昇進は難易度が高くありませんが、40代からは競争が激化するためたいへんな努力が必要です。
資格・専門スキルを取得する
資格や専門スキルの取得は、メガバンクで年収をあげるために有効な方法のひとつです。
たとえば、メガバンクでの年収アップには以下のような資格が役に立ちます。
資格名 | 概要 | 年収アップの効果 |
---|---|---|
ファイナンシャル・プランナー(FP) | 資産運用や保険・税金などの知識を証明する資格。顧客対応やコンサルティング業務に役立つ | 昇進や顧客対応能力の向上により年収アップが期待できる |
簿記検定 | 財務諸表の理解や会計処理のスキルを証明する資格。融資や企業分析に役立つ | 融資担当としての評価があがり昇給につながる |
宅地建物取引士(宅建) | 不動産取引に必要な知識を証明する国家資格。不動産関連業務や融資審査で有利 | 不動産関連業務での活躍により昇進・昇給が期待できる |
証券外務員 | 金融商品の販売に必須の資格。株式や投資信託などの取り扱いが可能になる | 投資商品販売部門での評価が高まり年収アップに貢献 |
中小企業診断士 | 経営コンサルティングの専門家として中小企業へのアドバイスを行うための国家資格 | 法人営業や経営コンサルティング部門で昇進が期待できる |
銀行業務検定 | 銀行業務全般に関する知識を測る資格試験。財務・税務・法務など多岐にわたる科目がある | 幅広い知識を証明しキャリアアップに役立つ |
TOEIC | 英語力を測定するテスト。とくに海外業務や国際部門で重要視される | 海外赴任や国際業務担当として評価され年収アップにつながる |
なお、資格取得は自己研鑽の証として評価されるケースも多く、人事評価においてもプラス材料となります。
また、海外勤務や専門職で年収が大幅に増加するケースもあり、英語力や国際金融に関する知識を証明する資格も重要です。
転職する
メガバンクで培った高度な金融スキルや法人営業の経験は、他業界でも高く評価されるため、転職もひとつの選択肢です。
たとえば、M&A・ファンド業界・証券会社などでは、メガバンク出身者が即戦力として高い報酬を得られる可能性があります。
35歳以降は役職や給与があがりすぎて、メガバンクと同等の待遇は困難な場合が多いため、転職するなら早めに決断しましょう。
また、転職先ではメガバンクほどの福利厚生や安定性がない場合もあるため、トータルな条件を慎重に検討してください。
メガバンクの今後の動向と将来性
メガバンクの今後の動向と将来性について、以下の3つのポイントから解説します。
- 長期金利の上昇による収益増加
- 海外市場への進出
- 業務のデジタル化・効率化
今後の銀行・金融業界の動向にかかわる要素を理解し、メガバンクへ就職・転職するかどうかを検討しましょう。
長期金利の上昇による収益増加
貸し出しや国債などの債券運用で利益を得るメガバンクにとって、長期金利の上昇は収益増加につながります。
長期金利とは1年以上の資金貸借に適用される金利で、国債や住宅ローンなど長期的な金融商品に影響を与える指標です。
メガバンクは市場金利連動型の貸出比率が高いため、金利が上昇すれば貸出金利もあがり、利ざやが拡大します。
さらに、国債などの債券運用でも、高い利回りの新規国債を購入すれば運用益が改善されるというメリットがあります。
市場連動型の貸し出しや高利回り債券への投資を通じて、メガバンクはこれからの金利上昇局面で大きな恩恵を受ける見込みです。
海外市場への進出
メガバンクは、国内市場の成熟化や低金利環境による収益性の低下を背景に、海外市場への進出を積極的に進めています。
とくに、アジアや欧米などの新興国や先進国市場での事業拡大を図り、新たな収益源を確保するのが重要な戦略です。
たとえば、三菱UFJ銀行や三井住友銀行は現地の銀行を買収し、リテールビジネスや法人向け金融サービスの強化を進めています。
また、欧米市場では現地の金融機関との提携や買収を通じて、投資銀行業務や資産運用業務を拡大しています。
海外進出は新たな収益源確保だけでなく、国内市場だけに依存しないという点でリスク分散としても重要です。
業務のデジタル化・効率化
メガバンクでは業務のデジタル化・効率化が進められており、大幅な業務改善とコスト削減が実現されています。
デジタル化・効率化の一例として、以下のような施策が進められています。
活用技術・施策 | 内容 | 効果 |
---|---|---|
AI・RPAの活用 | 定型的な事務作業やデータ処理を自動化し、効率化を図る | 人為的ミスの減少・作業速度の向上 |
ペーパーレス化・クラウド導入 | 書類管理やデータ共有をデジタル化し、スペースと時間を節約 | 従業員が戦略的業務に集中でき、全体の業務効率が向上 |
デジタルツールの活用 | 業務プロセスを最適化し、無駄な工程を削減 | 顧客満足度の向上・非対面取引の強化・営業店の効率化 |
デジタル化の取り組みは単なる技術導入にとどまらず、メガバンク全体で競争力を高めるための重要な要素となっています。
メガバンクの年収に関するよくある質問
メガバンクの年収に関するよくある質問は、以下のとおりです。
- メガバンクの年収は今後どうなる?
- メガバンクにはノルマがあるの?
- 三菱UFJ銀行の年収が下がるって本当?
あらかじめ疑問や不安を解消しておき、アグレッシブに就職・転職活動を展開しましょう。
メガバンクの年収は今後どうなる?
健全な世界各国のインフレ局面と国内外の金利上昇によって、メガバンクの年収は今後も増加する可能性が高いです。
ただし、OECDは「2024年以降も世界経済は堅調」としつつ、地政学的なリスクについて言及しています。
2024年3月期決算では三菱UFJ銀行・三井住友銀行が過去最高益、みずほ銀行も過去2番目の高い純利益を達成しました。
また、メガバンク各社は賞与の業績連動比率を高める動きを進めており、業績好調時には年収にも反映されやすくなっています。
たとえば、三井住友銀行やみずほ銀行は賞与の一部が業績連動制であり、三菱UFJ銀行でも2025年度から移行予定です。
参考:OECD「OECD: Global economy is turning the corner as inflation declines and trade growth strengthens」
メガバンクにはノルマがあるの?
投資信託・保険商品・ローンなどの金融商品を販売する場合、個人や支店単位でノルマを設定するのが一般的です。
一方、三井住友銀行は個人向けのノルマを廃止する動きがあり、顧客本位の営業を推進する方針を打ち出しました。
ただし、ノルマが完全になくなったわけではなく、自主目標・業績への貢献度など依然として数値目標の存在するケースが多いです。
三菱UFJ銀行の年収が下がるって本当?
短期的には人件費削減などで年収があがりにくい状況ですが、長期的には年収増加の可能性もあり、一概に下がるとは言い切れません。
実際、2020年~2022年にかけて平均年収は減少傾向でしたが、2024年には平均年収が1,047万円と回復しています。
さらに、今後も金利上昇による貸出金利の改善や業績好調を背景に、さらなる給与改善が期待されています。
狭き門を突破してメガバンクで高年収を実現しよう!
メガバンクの平均年収は830万円ですが、役職別では一般行員の400万円から支店長の2,000万円まで大きな差があります。
デジタル化の波に対応しつつ、海外展開も加速させ、メガバンクの将来性は依然として高いと評価されています。
ただし、出世競争は厳しく、ポストが限られてくる40代以降の昇進には並々ならぬ努力が必要不可欠です。
これからメガバンクを目指す人は、自分の適性を見極めながら、狭き門を突破して就職・転職での採用を勝ち取りましょう。
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